描き人・林久美子
Spirit drawing・HAYASHI KUMIKO
学生のころから水の中に濡れている布がなんと美しいのだろう、と思っていました。
どうしたらこの状態を表現できるのだろうかと。
そして、硝子という透明な素材と出会い、
色と柄を載せるとまさにそれと一致する愛するものとなリました。
ついつい白い壁を見るとスキップするように絵を描きたくなります。
私は、散歩するときルーペを持ち歩き、自然を覗き見します。
自然の生き物は姿が完璧でこれ以上の美しいものがあるだろうかと感動しきりです。
描く柄と色は、自然から頂戴している贈り物です。
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アトリエクー八ヶ岳
Atelier Coo HAYASHI KUMIKO Yatsugatake
1992年から始まったガラスによる創作活動は2006年に小豆沢へ。そして2023年八ヶ岳へ。魂と共鳴しながら生まれた作品たちは、永遠の時をここ八ヶ岳で再び時を刻み始めました。
アトリエクーのこと
森の展覧会
Last Exhibition
ルーペを覗いてミクロの世界の入り口に。
草木の奥深い設え。ニョキニョキと形を作っていく。
それが林久美子のエスキースであり生きるものの勢いの姿だ。
残された作品たちは、この下草の美しい大自然の中で
穏やかにまた息を吹き返した。
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